ブックオフ(証券コード9278)の株主総会に参加してきました。
2025年8月23日、BOOKOFF GROUP HOLDINGS(9278)の株主総会2025に参加してきました。
会場の雰囲気や進行の様子、株主からの質問と回答、お土産の有無まで、実体験をもとに詳しくレポートします。
- BOOKOFF(ブックオフ)の株を保有している人
- 株主総会の雰囲気や流れを知りたい人
- 質疑応答でどんな質問が出たのか気になる人
- 株主総会に参加する際の体験談を参考にしたい人
- 今後のBOOKOFFの成長戦略や株主還元方針をチェックしたい人
整理券を受け取り、会場へ進む様子をレポート!
株主総会に参加する前に、まずは届いた「招集ご通知」をご紹介します。
日時や会場の詳細、議案内容などが記載されていて、今年は第7回の定時株主総会となりました。

そして迎えた当日。
東京コンベンションホールに足を運び、BOOKOFFの株主総会に参加してきました。

東京スクエアガーデンの5階に位置し、真夏の暑さの中でしたが、京橋駅直結の東京スクエアガーデンにあるので、とても助かりました。
会場の雰囲気や受付の様子、当日の流れを順番にレポートしていきます!
エントランスを入ると案内表示が出ており、スムーズに会場へ。
受付を済ませると、整理券が配られました。
私も番号札を受け取り、案内板の前で記念に写真を撮りました!

案内板の矢印に従って進むと、すぐに会場のホールに到着。
株主総会ならではの静かな緊張感がありつつも、スタッフの対応は丁寧で安心できました。
参加株主は思ったより少なく、全体で100人ほど。落ち着いた雰囲気の中での株主総会となりました。
株主からの質問と回答(質疑応答)
ここでは、質疑応答の中から印象的だった内容を抜粋してご紹介します。
まずは、事前質問から!
事前質問として取り上げられたのは4つ。その中から、特に気になった2つをご紹介します。
Q.昨年の不正事案に関する再発防止策と、それに掛かった費用について改めて教えて欲しい。
A.再発防止策については設備面では、防犯カメラを増やす、システムの開発等、
実際に掛かった費用は、総額8,000万円。
Q.配当の金額の決定方法について。
A.配当方針を安定方針として配当性向20〜30%。1株あたり25円。と決定をした。
事前質問に続いて、当日は株主からの質疑応答が行われました。
事前質問が終わったあとは、会場に参加していた株主からの質疑応答へと移りました。
質問は 1人につき1回、2問まで と制限がありましたが、次々と手が挙がり、とても活発な雰囲気でした。
Q.広告戦略について。
SNS、インターネットが主流の社会で、広告タレント以外のX等の発信が注目されていない。店舗の店長さん、または社長自身の言葉で発信してはいかがでしょうか?
A.店長自身の言葉については、直営店の半数以上の店舗がアカウントを持っていて店舗からの発信を今後強化していきたい。
Q.過去に比べて書籍よりも、ゲームやフィギュアなどが増えたのが残念。また、商品が高い。(フリマアプリ等の方が安く、商品の状態も良いものが多い)売買価格については、どのような考えなのか。
A.どうしても売り場の面積に限りがあり、回転率が低いものを圧縮せざる負えない。一方で、一つの棚にたくさんの商品が置けるように取り組んでいる。
価格の決定については、市場の価格も参考にしながら価格を決めている。
しかし全てがCtoC市場に合わせてはおらず、ブックオフの店舗で売買した実績を元に価格を決めていることもある。自然とCtoC市場の価格と離れている価格のものもあるが、つまりそれはブックオフの店舗では売買が成立していることである。
CtoC市場と価格が離れていてもお客様に必要とされる商品を集めるためにも価格を調整している。
まずはお客様に喜んでもらえるように店舗に商品がある状態を作るために、売買金額を決めている。
💡実際に私も、フリマアプリでなかなか売れなかった商品をBOOKOFFに持ち込んだところ、意外とスムーズに買い取ってもらえたことがあります。
CtoCと違って店舗ならではの安心感や手軽さがあり、こうした点が利用者に支持されているのだと感じました。

Q.優待券の偽造対策、電子化について進めて行ってはどうなのか?
A.今のところ偽造等の事案は発生していない。
電子化については、実はシステム開発の見積もり等着手しているが、それなりにコストがかかるから議論をし始めたところ。貴重なご意見として受け賜らせてせていただくとの表現がありました。
Q.どうしても売れないものは、どのように処分しているのか?
A.直近で年間での買取は4億点、それに対して販売点数は3億点に満たない。残ってしまった差分の1億点のうちほとんどが書籍。重さにすると、2万8千トン。
具体的には日本製紙に5年前から古紙にリサイクルに回している。
質疑応答は途切れることなく続き、株主の積極性が印象的でした。
ブックオフグループホールディングス会社概要と株価動向はこちら
ブックオフグループホールディングス株式会社
BOOKOFFは全国に700店舗以上を展開するリユースショップ大手で、本やCDだけでなくアパレルやブランド品など幅広い商品を取り扱っています。
気になるブックオフグループの株価情報をご紹介します。
クリックすると、Yahoo!ファイナンスの株価情報が見れます。
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9278.T
まとめ:BOOKOFF株主総会2025を終えて
質疑応答はなんと1時間以上にわたって続き、最終的には時間の都合で打ち切りになるほどでした。
参加株主は100人ほどと決して多くはなかったのですが、それでも質問の手が次々と挙がり、株主の関心の高さが伝わってきました。
むしろ「聞きたいことがあるからこそ参加した株主が多かったのかな?」という印象を受けました。
質問内容も、業績や配当方針、海外事業といった投資家目線のものから、広告戦略や店舗運営の細かな部分まで幅広く、BOOKOFFという企業が今後どう進んでいくのか、株主が真剣に知りたいという熱量を感じました。
総会全体を通して、会社としては誠実に回答しようとする姿勢が見え、投資家としても参考になる場だったと思います。
今後の経営方針や株主還元のあり方に注目しつつ、引き続きBOOKOFFを応援していきたいと感じました。
今後も届いた優待のリアルなレポートを更新していくので、よかったらブックマークしてまた見に来てきてください!
投資はご自身の判断、自己責任で行うようお願いいたします。最後までご覧いただきありがとうございました。


